目次
散らかってたゴーヤ水耕栽培記事をまとめてみた。
元々ゴーヤの水耕栽培術を紹介していたゴーヤ研ですが、今やプログラミングだったり空き家だったり、ゴーヤ以外の記事も増えまくってきました。
記事の幅が広がることは大変よろしいことなのですが、ゴーヤの水耕栽培に興味を持った方にとっては記事を見つけづらくなってしまいました。
そこで、ゴーヤ水耕栽培に興味を持たれている方向けに
- 費用対効果
- ベランダの空間活用術
- 水耕栽培概論
- 栽培装置
- 日々のメンテナンス方法
- 調理方法
- 産地レポート
- 統計データ
といったゴーヤに関する体系的な知識を、過去記事ベースにまとめてみましたので、是非御覧ください。
またお子さんの夏休み自由研究テーマとしても面白いかもしれませんね。
2019-08-07追記 屋上ゴーヤの最新状況をYouTuberに取材頂きました!
栽培のゴールイメージ
ゴーヤ水耕栽培を始めるにあたって、実際どんな事が実現できるのか?ゴールイメージを抱くことは重要です。モチベーションもUPします。
収支とコストパフォーマンス
まず、ゴーヤ水耕栽培の経済的評価ですが、確実に家計にプラスになります。投資と回収額をまとめたのが下記記事。2年目以降は初期投資額が抑えられる分、さらに利益幅が向上します。
月次の収穫イメージ
ゴーヤには収穫のピークがあります。はじめはちょろちょろしか穫れなかったのが、ある時期に急激に採れるように。
その時慌てないように、月次の収穫イメージを持っておくとスマートです。ちなみにゴーヤ研では9月がピークでした。
大量に収穫できたゴーヤの行き先
水耕栽培は成功するとものすごい数のゴーヤが穫れます。私が成功した2015年に144個も穫れたのですが、とても自家消費では追いつきませんでした。
そこで妻の実家だったり、当時勤めていた会社の総務のおばちゃんに売ってました(笑)
スーパーに並ぶゴーヤって物流の都合上どうしても表面の突起部にキズがついてしまうんですよね。なので朝採れたてのキズがないゴーヤは非常に喜ばれました。
ベランダのスペックと空間活用
当研究所の舞台となるベランダは潤沢な広さを有しておりません。広さにして約1畳です。この限られた空間をいかに有効活用するか試行錯誤しました。
ゴーヤ研のベランダスペック
ゴーヤ研のベランダスペックを事細かにまとめたレポートです。うちのベランダでもいけるのか??その参考の一助となれば幸いです。
収量を30%UPさせる空間活用術
エアコンの室外機もあるという空間的制約が多い中で、如何に収量をUPさせるか?数ヶ月試行錯誤した結果がコチラです。
水耕栽培とは?
今まで植物を育てた事がある方は、ほとんどが土栽培だったのではないでしょうか?馴染みのない水耕栽培を理解するために解説いたします。
水耕栽培のメリット
水耕栽培最大のメリットは、成長スピードが高いことにあります。加えて思い土を運んだり処分する手間がありません。その詳細をまとめた記事がこちらです。
最強の培養液ハイポニカ
水耕栽培で使う培養液には様々な種類があります。ゴーヤ研では使いやすく長年の実績があるハイポニカを推奨しております。つくば万博では1万個以上のトマトを収穫したそうです。
DIY版水耕栽培装置の作り方
世の中には水耕栽培の便利な育成キットが売られています。だがしかしちょっとお高いんですよね。多少手間はかかりますが、DIY好きな方であれば自作でできます。
水耕栽培装置本体
最低限必要なのは、電源・液肥・液肥槽・ポンプです。装置の構成と原理を解説した記事がこちらです。月間3,000PV以上読まれる超人気記事です。
自動給水装置
水耕栽培の命綱となるのが水。これが切れてしまうと、ゴーヤはジエンドとなってしまいます。初夏であれば大して気にはならないのですが、真夏になるとゴーヤの吸水量が飛躍的に増えるので、自動給水装置をつくっておきことをオススメします。
こちらも自作で千円ちょいでつくれてしまいます。
ポリタンクの選び方
給水をする上で必須になるのがポリタンク。ペットボトルでは水場と何往復もするハメになってしまいますからね!こちらは7種類のポリタンクを水耕栽培目線で徹底比較した記事です。
軽量コンパクトな給水ホース
夏場は数十リットルもの水があっという間になくなってしまうことから、その補給におわれることをベランダ業界では「水奴隷」と呼びます(笑)。しかし、もし水場とベランダが比較的近距離であれば、ホースを活用することによって給水作業を飛躍的に楽にすることができます。
ホースというと保管スペースを多く取られるんじゃないかと心配されるかもしれませんが、このタカギのホースなら大丈夫!超絶オススメアイテムです。
栽培中に気をつけること
ゴーヤは比較的育てるのが楽と言われる植物です。しかし油断しているとほとんど穫れないことも。これらの知識を知っておけば、葉っぱだけが茂りまくるといった寂しい状況を回避できるでしょう。
忘れちゃいけない人工授粉
私もも栽培当初知らなかった知識。ゴーヤ結実のためには受粉が欠かせないのですが、困ったことに都市部のベランダってほとんど受粉してくれる虫が来ないんですよ。タワーマンションとか無理ですよね(笑)
ウチは3階ですが、虫さん少なめだったので人工授粉に勤しみました。
害虫ヨトウムシの脅威
ゴーヤは害虫に強い植物ではありますが、ヨトウムシは油断してはなりません。初夏や秋口に活発になるのですが、初期段階で取り除かないと大変なことになります。
上級編
2015年は成功したベランダ水耕ですが、2016年は色々実験的試みをした結果、大失敗しました。液肥槽を発泡スチロールからプラスチックコンテナに変更したことで液温の変動が激しくなり、ゴーヤに過度なストレスを与えてしまったことが原因と推定してます。
それ以外にチャレンジした内容を参考までに記載しておきます。
マイクロバブル
目に見えないくらいの微細な泡を水に溶け込ませると、植物の育成スピードが飛躍的にあがるという話をききつけて、マイクロバブル発生装置について考察・自作しました。
溶存酸素計で水中酸素を測る
水耕栽培で重要な指標が水中酸素量。この値を測るには通常10万円以上もする専用機器が必要!
さすがに手がでないので個人利用でもスペック十分で安価に入手できる機種を発見!各機種を比較して水耕栽培における溶存酸素計のオススメ機種を選びました。
栽培精度を上げたい方の必携アイテムです。
楽しいゴーヤ栽培の日々
栽培中刻々と変化するゴーヤの成長を見届けるのは非常に面白いです。その楽しさを表現した記事をいくつかご紹介します。
初収穫時の興奮
採れたてのゴーヤはこれほどまでにキラキラと輝いて美しいのかと感動した様子を綴っております。
高頻度ででてくる顔ゴーヤの記録
144個も収穫していると、調理時に顔のような切り口が大量出現してきます。その愛らしいfaceたちの記録。和むこと間違い無しです。
子供の情操教育にGOOD
ゴーヤ栽培はこどもの5感を育てます。ゴーヤで息子と戯れた様子です。
超絶ゴーヤの調理レシピ集
大量に獲れまくったゴーヤは食べなければなりません。しかしゴーヤチャンプルーしか調理方法知らないって方結構多いんじゃないでしょうか?
毎日ゴーヤチャンプルーだとさすがに飽きちゃいますよね。
そこでゴーヤ研は実際に様々な調理方法にチャレンジし、記録に残しました。
オススメの活用法
個人的には下記活用法がオススメです。
ゴーヤ知識の幅が広がる研究活動
ゴーヤをベランダで育てたことをきっかけに、ゴーヤの食文化や統計に興味を持ち、色々活動しました。
ゴーヤの統計情報
そもそもゴーヤってどれほど出荷されていて、どこで作られているんだろう?と農林水産省のデータをもとに分析した記事です。ゴーヤというと沖縄のイメージがありますが、九州以外の意外な県が上位にはいっていたりとなかなか興味深いトレンドを発見することができました。
ゴーヤの産地探訪
ゴーヤの産地に行けば、そこならではの面白い情報に巡り会えるだろうと考え行ってみたレポート記事です。現地ならではの食文化・白い巨大ゴーヤ農家・ゴーヤ加工品を飲食店と共同で製造など色々アクロバティックです(笑)
星型・ハート型のゴーヤ
ゴーヤの付加価値を向上できないかと考え、星型・ハート型ゴーヤの生産にチャレンジしてみました。2度ほど失敗した後なんとかできました(汗)
癌に効くゴーヤの英語論文
ゴーヤにはがん細胞を消滅させる効果があるという話を聞き、それホントかよ!?と出典元の英語論文をガチで読み込んだ記事です。
専門用語に苦労しながら数ヶ月を要して作成した解説記事です。是非ご一読ください。
2018年屋上ゴーヤの1,000個収穫計画概要
3年間のベランダ水耕栽培を経て、2018年は屋上に進出します!単純な比例計算だと2,577個収穫できることに。
屋上ゴーヤの寸法スペックとネットや装置の構築概要をまとめています。
2018年8月追記。猛暑に対する考察
猛暑すぎて生育不良!そこで東京の7月気温を過去118年分のデータをもとに分析してみました。
水耕栽培愛好家だけを集めてオフ会をしてみた
水耕栽培好きな人ってわりとソロ活動が多い気がしたんです。そこでオフラインで交流する場を設けたら面白いかもとおもってやってみたら異才ばかりが集いました笑
まとめ
ゴーヤシーズンが本格化することをきっかけにまとめてみたのですが、まとめただけでも凄まじい量に。(約4,000字)
これ、ゴーヤでひと講演できそうだな・・・。
今後新たな情報が追加された場合は随時アップデート予定です。
まだまだゴーヤ栽培には間に合いますので、ご興味持たれた方、こどもの自由研究テーマ探しに悩まれてる方、是非いっしょにゴーヤライフを楽しみましょう◎
今日の一句
”負けないぜ 自ら燃やした ゴーヤ熱”
こんにちは。ゴーヤの育てている向きについて質問です。
私のゴーヤは西日避けて西向きで育てています。はっきり生育は不良です。
私の地方でゴーヤが上手に厚いカーテンになっているのはすべて南向きのゴーヤ
です。ミンチ研究員のゴーヤの向きはどちら向きに設置されているでしょうか?
西向きのゴーヤさんたちにアドバイスいただきたいです。
方角によってゴーヤの生育について検索してもヒットしないので
未だ誰もコツは発表していないと思います。
よろしくお願いします。
なるほど、方角についての考察非常に面白いですね。
うちの場合は南向きですね!夏場はめちゃくちゃ暑いです。
西向きですとお昼以降は日陰になってしまうということでしょうか。
逆に西日を求めて東向きを攻めていくのはどうでしょう??
数年前にゴーヤをベランダで育てました。収穫もほどほどにあったのですが、その後が大変!窓ガラス全面にゴーヤの植物油のようなものがつぶつぶにこびり付き、どんなことをやっても取れません。助けて!
もう解決しているかもしれませんが、ドラッグストアで売っている無水エタノールで拭いてみてください。
そんなことがあるんですねー!
ゴーヤは種にこそ油が含まれているんですが、表面にはつかない植物なんですよ。なんでついちゃったんですかね??
熟して爆発したときに飛散したカス?
詳細もう少し教えて頂ければ!
検索でこちらのサイトをみつけまして、水耕栽培の素晴らしさを知りました。
早速ゴーヤの水耕栽培をベランダを始めたいのですが、ベランダにコンセントがありません。
室内だと日照時間が不足でしょうか?
ポンプなしだと難しいですよね?
沖縄です。
ご興味を持っていただき嬉しいです◎
ゴーヤのメッカ、沖縄にお住まいなんですね。
室内ですが、夏は日が高く日射が部屋の中に入りにくいので外が有利かなと思います。
ベランダでの電源の取り方は先日YoutubeにUPしましたのでよければご覧ください!
◆【簡単】ベランダにコンセント電源をつくる3つの方法【漏電対策もOK】
https://youtu.be/DG4YqnzU4U8
いつも楽しく拝見しています。
カタオカさんの装置を参考に作り、トマト、オクラが順調に育っております。
規模を拡大して、ビジネス化を目論んでおります。液肥安定化のため、EC値を一定範囲内にして、かつ自動給水ができる装置が必要と考えております。カタオカさんの装置で液肥は手動でしょうか?自動化出来そうな案がありましたらお教えいただけると大変ありがたいです。
なるほど、液肥の自動投入は私もやってみたいと考えています。
システム制御・メカ制御2つのアプローチがありますが
タカギ製品をつかったシンプルな方法を水耕栽培仲間の悠々さんが記事にしてくれていますので紹介しますね!
https://nadegata.info/fertilizer-dilution-how-to-make/
ありがとうございます。参考にさせていただきます。