【ユーラシア旅行社】海外ブロガーの猛者4人を連れて株主総会に行ってきた。




どうも!AKBのライブに行く感覚で株主総会に行ってるカタオカ(@peterminced)です!

 

2011年から趣味で株主総会に行きはじめ、気がついたら12/20時点で39社43回も参加していました。

ネット上では出てこない一次情報がつかめる上に、社長に直接質問できる面白さ。これぞ株主総会の醍醐味。

しかし

カタオカ
  • まわりに面白さを分かってくれる人がいない・・・!
  • いつも1人で参加するため楽しさを分かち合えない!

と欲求不満を抱えていました。

 

そこで、株主総会の面白さが分かる人を増やそうと思い、普段親交のあるブロガーの友人に呼び掛けてみたところ

という流れで海外旅行経験豊富なブロガーたち4人が集結!

株主総会に出席するだけのために、ユーラシア旅行社というマニアックなツアーを開催する会社の株を買ってもらいました!

事前レクの様子

株主総会前にカフェに集い、事前レクを実施!

 

海外経験豊富な猛者4人の顔ぶれ

ニッチ海外ノマドワーカー:にこ

にこ

ニッチなビジネスをネットで収益化することが得意なフリーランス。

どこでもPCで仕事できる体制を構築し東南アジアを中心にノマドワーク。

9月はスリランカでアーユルヴェーダを体験。

運営サイトは「世界でゆる暮らし

 

ケニアのイチゴ博士:宮﨑大輔

宮﨑博士

大学院でイチゴの栽培方法を研究し、その栽培指導を海外でサービス提供する元青年海外協力隊のフリーランス。また、カメラスキルが超高い。

活動フィールドは、アジア・中南米・アフリカ。

岡山に行く感覚でケニアに行くほど異常にフットワークが軽い。

運営ブログは「JIBURi.com」。最近はYoutubeinstagramにも注力中。

 

台湾ブロガー:マエハラ

マエハラ
  • オーストラリアのワーホリ経験
  • マニアックな台湾情報

をまとめたブログ「あしたはもっと遠くに行こう」を運営。

現在は台湾の台南市に拠点を構える。

コンテンツをバズらせるための捨て身の姿勢は他の追随を許さない!

ブロガーズフェスティバルのLT大会2015年優勝者

 

繊細なアウトプッター:うしぎゅう

うしぎゅう

2010年からブログを開始し、現在累計2,000記事以上。

ガジェットレビューを中心にきめ細かい記事を生産する。

海外旅行は東南アジア・アメリカ・ヨーロッパとバランスよく経験。

今回は株主総会のためだけに福岡から上京。メイドカフェが苦手。

運営サイトは「ushigyu.net

 

カタオカ

みんな海外経験豊富杉

 

2018年12月21日 砂防会館に集結す

2018年12月21日 AM9:50、永田町駅内のカフェで事前レクを済ませた我々は、ユーラシア旅行社が開催される砂防会館に移動。

ちなみにユーラシア旅行社の本社も砂防会館。同社のコスト意識と高さを伺えます。

毎年200万円以上の使用料がかかる渋谷ヒカリエで株主総会を実施するジャパンディスプレイ(万年赤字)とは大違いです

砂防会館

ユーラシア旅行社のオフィスがあり、総会会場でもある砂防会館

 

建物内に掲げられたユーラシア旅行社の案内板。「Never Ending Dream」、夢は終わらないZE!

株主総会の案内板

色使いが鮮やかなユーラシア旅行社総会案内板

 

はじめての株主総会に興奮する猛者たち。この案内板はフォトジェニックスポットに見えるようです。

ブロガーのみなさん

総会案内に興奮する海外ブロガーたち

 

ユーラシア旅行者が扱うユニークな高単価商品

私たち世代で海外旅行というと3-4日間LCCで安く行くイメージがありますが、ユーラシア旅行社が扱う商品は一味違います。

  • エジプトのナイル河を訪ねる14日間ツアー:52.8万円
  • グアテマラ、ホンジュラスの4大世界遺産を訪ねる8日間ツアー:36.8万円
ユーラシア旅行社の商品一覧

HISとは一味ちがう価格帯と内容

 

ちょっと変わったテーマで長期間・高単価が特徴です。HISの韓国2泊3日ツアーとはケタが違います。

 

総会中に配布されたパンフレットを見ると、かなり掘り下げられたテキストコンテンツが。旅行商品の作り込み・こだわりを感じます。

ユーラシア旅行社の会誌

作り込みが感じられるユーラシアの会誌

 

ユーラシア旅行社の従業員待遇について

独特の切り口で高単価商品を造成するユーラシア旅行社。従業員の状況について気になったので、競合他社のHISと比較してみました。

従業員の状況(ユーラシアvsHIS)

少数精鋭型のユーラシア旅行社

(出典:ユーラシア旅行社有価証券報告書2017年 / HIS有価証券報告書2017年

 

するとどうでしょう。見事に傾向がはっきりと分かれました。

旅行業界というと仕事が忙しい割に待遇が悪いというイメージがありますが、

ユーラシア旅行社はHISと比較して平均勤続年数・平均年収が大きく上回っています。

 

調べてみると、ユーラシア旅行社の商品は企画・営業・プロモーション・添乗・アフターフォローまですべて1人の社員が担当するそうです。

他社と差別化できる商品をつくるために、人材を使い捨てにしない井上社長の姿勢を有価証券報告書のデータを通じて感じることができました。

image

(出典:日本添乗サービス協会 会報@2004-01-20

 

ユーラシア旅行社の井上社長に質問してみた

今回も例にもれず、ユーラシア旅行社の井上利男社長に質問してみました。

Q1: 政情リスク回避のため近接国は開拓しないのか?

カタオカ

現在欧州・中東が主力であるが、政情リスクが高すぎる。

近接国で政情リスクが少ない国を独自のテーマで掘り下げることはしないのか?

 

井上社長

当社でも普通では体験できないような台湾ツアー商品は企画している。

また、旅行者に楽しんでもらうために土産屋に誘導してバックマージンをもらうようなことは一切やっていない。

さらに旅行者の安全・快適性を優先して催行人数の上限を少なくすると8泊9日で28万円くらいになる。

趣旨を理解してくれるお客様は一定数いるが、ボリュームゾーンではない。

 

井上社長が事業報告書の内容を報告するとき、棒読みだったので、正直あまり事業に対して思い入れがないのかなと心配していたのですが、質問に対する回答はかなり情熱的。
例えば
•お客様の大切な時間を奪う土産屋への誘導は一切カット
•安全・安心な旅行を実現するために、人気コースでも大人数で催行しない
•記録よりも記憶に残る旅
•儲かりそうでも外務省が危険勧告している地域にはツアーを組まない
燃料サーチャージ込みの価格をはじめから明快に提示している(他社は別表示)

言葉の端々から、顧客に満足してもらうためのこだわりを感じました。

これがユーラシア旅行社の強みですね。

 

マエハラ

ちなみにユーラシア旅行社が扱う台湾旅行商品は

金門島と、租界地・コロンス島を巡る旅

この金門島って台湾領なのに中国から2.1kmしか離れてない不思議な島。

(出典:visit-kinmon.com

台湾生活4年目のぼくから見ても、マニアックな場所です。

ユーラシア旅行社、目の付け所が鋭い。

 

Q2:女性役員は登用しないのか?

カタオカ

他社にない商品開発には、女性ならではの感性が必要である。

わが社は女性社員が多いにも関わらず、役員は男性ばかりである。

今後女性役員を登用する予定はないのか?

 

井上社長

実際のオペレーションではかなり現場に権限権限委譲している。

現在のユーラシア旅行社の商品ラインナップはY本・Y田 2名の女性役職者がすべて仕切っている。

これからもどんどん権限移譲を進めていきたい。

 

現場への権限移譲が進んでいることは良いことだと思いましたが、丸善の株主総会の時と似た回答だなと思いました。

ユーラシア旅行社の従業員クチコミを見ると、「役職ポストが埋まっていて昇進の余地が少ない」ことの不満が書かれていました。

役員への道が開かれていることを示すことは、中堅社員のモチベーション向上につながりますので、ぜひ検討してみて欲しいと思いました。

 

Q3:WEBやSNSを使った集客導線が弱いのではないか?

カタオカ

わが社のHPはきれいに作られており見やすい。

また添乗員ブログの更新頻度も高い。

ただ検索流入という視点で見ると、ただの日記調だったり見出しタグがなかったりなどSEO改善余地が多分にある。

また、旅行参加者のクチコミ評価が高いのであれば、それを旅行者参加者のSNSを通じて発信してもらうよう促す施策なども有効なのではないか?

 

井上社長

私たちはお客様に満足してもらうために、できるだけ内製にこだわっている。

上場するときも外部コンサルに頼らず、自分たちで進めてきた。

ただITの分野についてはトレンドの移り変わりも早く、ぼくら自身も精通していない。

instagramなどのSNSもアカウントはあるが正直効果的に運用できておらず不得意である。

これについては社員からのも意見要望が多く出ており、社内でWEBチームを結成しようと計画中である。

 

SNSのアカウントをチェックしてみたのですが色々乱立していて一体どれを見れば良いのか謎でした・・・。たぶん全体をまとめてみている人がいないのかも。

★Instagram


★Twitter

私もいろんな会社さんをお手伝いしてきましたが、IT・WEBに関して業務の片手間でできると思っている経営者さんが多い気がします。

しかし実際は無理なので、外部の力を借りる or 専任者を作るのがBEST。

是非WEBチームを結成して頂きたいです。

 

宮﨑博士

4.7万人のフォロワーがいるHISのインスタグラムはかなりキレイに写真が作り込まれている。

同じくキレイな写真を出す必要はないけど、

  • 秘境感のある写真
  • 現地の人の表情が分かるアップ目の写真

があるとユーラシア旅行社の特徴が際立って良くなると思った!

他の株主からの質問

Q4:今期送客数と広告戦略について

株主

今期のお客様の数について教えてほしい。

また今後商品をPRするための広告活動はどのように考えているか?

 

井上社長

今期は9,980人送客している。約3,500人が欧州。1,000がイスラム。1,300が国内旅行・・・etc

広告だが

  • エービーロード
  • 朝日新新聞
  • SEO会社

色々試してみたが成果がイマイチ。

どのように露出していけばいいか勝ちパターンが正直見えていない。

必ずブレークスルーポイントがあることを信じて色々試している。

 

独特のユニーク商品や添乗員の高品質なサービスは広告では伝わりにくいのかもしれません。

実際旅行に参加した方のコメントを紙媒体だけでなくWEBやSNS(参加者本人)で展開させたり

成果報酬型広告(ASP)に出稿するなど、私たちから見ても試せることはまだあるような気がしました。

 

 

Q5:無形固定資産1,400万円とは

株主

財務諸表をみると無形固定資産が1,400万円増えている。

この内訳はなにか?

 

井上社長

今年会社のHPをバージョンUPさせた。

その開発費用である。

 

ユーラシア旅行社のHPは旅行商品の検索・予約機能を有しているので、1,400万円の額については特に違和感を感じませんでした。

ただあえて要望をあげるとすれば、下記2点は低コストでできるので実施してほしいと思いました。

  • IR情報が分かりにくい(有価証券報告書がない)
  • ブログは見出しタグディスクリプション設定を施しSEO流入向上
にこ
ユーラシア旅行社の特徴は1人社員が企画から販売まですべて回していること。

であれば、その社員さんの顔・パーソナリティが伝わるページがHPにあったら、他社とも差別化しやすくなると思った。

あと井上社長がキャラクターとして立ってるので、社長の想いとかを動画で伝えられると共感する人により響くかと。

実際私が井上社長の話を直接聞いていいなと思ったので、そのサイクルをWEB上で再現できるといいな。

 

Q6:競合会社について

株主

わが社のコテコテの自前主義が好きである。

ただ一時期最大94億あった売上高は現在50億台。全盛期の成功要因は何だったのか?

また競合はベンチマークできているのか?

 

井上社長

94億円をたたき出した時期はモロッコをはじめとしたイスラム圏の旅行商品が好調だった。

しかし同時多発テロ、イスラム国の影響で低迷している。

競合他社のパンフレットはすべて担当が集めて目を通している。

旅行商品には特許がないので、販売が好調なものが知れ渡ると他社に真似されやすい。

催行人数は多い方が収益は高いが、私たちはお客様の安全を第一と考えているため、絞っている。

そしてマージンバック目的の土産物屋には絶対案内しない。

そのこだわりを如何にお客様に伝えていくか、試行錯誤している。

 

私も過去海外旅行で土産物屋に連行されて、嫌な想いをしたことがあるだけに

ユーラシア旅行社のこだわりは染み入るものが。

井上社長全体の発言を通じて顧客志向がとても高いと感じました。

顧客アンケートの内容も良くリピーター基盤が強いのであれば、紹介制度が有効でしょう。

 

うしぎゅう

井上社長がよく口にした

  • コテコテ
  • 全部自前でやる

という表現は普段耳にしない独特の表現で印象に残った!

 

総会後ブログを書く猛者たち

総会終了後はみんなで昼食を取った後、近くのヤフーロッジでひたすら総会レポを執筆。

ヤフーロッジ

総会後、ヤフーロッジで執筆に集中するブロガーのみなさん

雑談中に出てくるユーラシア談。

  • 井上さん(社長)が熱かった
  • 前のインスタ、フォロー数が異常に多すぎて怪しくなってるので消したほうがいい
  • 前職ユーラシア旅行社と同規模の会社で働いていたので、自前主義の話が響いた
  • 社員の口コミ見ると、女性は働きやすいらしい
  • 社長は創業時他に、不動産屋・飲食店も考えていたらしい
  • 顧客本位の姿勢をもっと伝えられる余地がある

など・・・

株主総会出席を通じていつのまにか身近な存在になってしまったユーラシア旅行社。

どうすれば我が社(ユーラシア旅行社)の業績を伸ばすことができるのか?

 

株主的視点でセッションをしながら当日レポを書き上げるメンバーたち。

こんなアグレッシブな株主グループ見たことねぇ!

 

まとめ

今まで1人で行き続けてきた株主総会。友人同士で行くのは初めての体験でしたが、自分自身が見落としてた視点も学べて非常に有意義でした◎

参加してくれた4人の猛者たちも、新鮮な体験だったらしく、また他の総会にも行ってみたいとのリクエストが。

うしぎゅう

誰もが知る大手企業の株主総会がどんなものか見てみたい。

マエハラ

お金を出せば社長を質問攻めにできる仕組みが面白かったです。

今回は緊張して質問できなかったけど、次回はチャレンジしてみたい!

 

ひょっとしたら第2弾あるかも・・・!?

 

 

5人それぞれの視点からみたユーラシア旅行社 株主総会のレポ

株主総会マニアの私以外、初の自腹で株主総会だった猛者4人によるレポがこちら!

ユーラシア旅行社の記念撮影

総会終了後スタッフの方にお願いしたら快く撮って頂きました!

①にこ(左端)

なんと視点を変えて2記事!

②宮崎博士(左から2番目)

ユーラシア旅行社の社長が株主総会で熱く語ったこと

③マエハラ(右から2番め)

元社畜だったプロブロガーのぼくが、社長に怒られずに会社の経営に意見できる魔法の場、株主総会に行ってみた

④うしぎゅう(右端)

株主総会ってなに?参加条件や内容は?実際にユーラシア旅行社の株主総会に参加したら面白さがわかってきた

各自の個性やバックグラウンドがにじみ出ているので、是非読み比べてみて下さい!

今日の一句

”未知の世界 上陸しよう ユーラシア”

 

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