知ってた?ゴーヤは産地や品種ごとに苦味が変わるということを。

スーパーで売られているゴーヤをよく見てみよう。

9月に入り残暑がまだまだ続いております。

ゴーヤも相変わらずスーパーで売られていますが、よーくみると、結構産地が分かれていることに気づきませんか??

 

こちらが平成26年度の県別ゴーヤの出荷量。

九州勢が多いのはイメージどおりかと思いますが、群馬・茨城といった北関東勢も存在感がありますね。

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特に首都圏のスーパーですと、物理的に距離が近いこともあり、夏場は群馬茨城産を多く見かけると思います。

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ゴーヤはどこも同じではない

ところでゴーヤってどこの産地のものを買っても、味は同じじゃないかって思ってません??

 

たしかに需要に対応するため苦さを抑えた品種が多く出回っているのは確かなのですが

産地や品種によって結構違うんですよ。

 

沖縄産は苦さ控えめ

本場沖縄のゴーヤは意外なことに、苦さレベルは控えめな方。

特にこのずんぐりむっくりのあばしゴーヤは、肉厚ジューシーで苦さがさらに控えめなので、サラダに最適です。

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群馬・茨城も苦さ控えめ

加えて群馬・茨城のゴーヤも苦さ控えめです。

これは品種はもちろんのこと栽培法に特徴があるためです。

具体的には、夏の暑い時期に、一気にギュイーンと水を吸い上げさせます。

水分が多い分、苦味も薄れるわけですね。

 

特に群馬県館林市は、夏場は沖縄よりも高温になりますからね。ゴーヤがよく水を吸うわけです。

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茨城のとあるゴーヤ農家さんも、1日に3回タイマーで水やりをしているそうですよ。

 

 

九州のゴーヤは苦味が強い

対して九州のゴーヤは苦味が強いです。

特に細長いものは昔から育てられていた固定種であり、めちゃくちゃ苦いです。

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ただこれも需要に対応するため九州産のゴーヤが苦いというわけではないので悪しからず。

 

 

苦さが1/10のアップルゴーヤ

変わり種ですと、埼玉県上里町の岡村農園さんが品種改良でつくりだした アップルゴーヤという白ゴーヤがあります。

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大きさが人の顔と同じくらいある巨大なゴーヤなのですが、苦味は通常のゴーヤの1/10と少ないんですよ。

これならゴーヤ苦手な方でも大丈夫!

 

スーパーなどでは売られていないと思いますが、ホームセンターに苗としてよく売られているので、見つけられた方は栽培にチャレンジしてみてください。

 

 

番外編:へびゴーヤ

またヘビのようなゴーヤも存在します。アジア地域では一般的のようなのですが

たまに産直場でも見かけます。味はこわくて確かめてません(笑

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以上国内産地ごとのゴーヤ違いをざっくりお伝えしました。

いつか日本国外のゴーヤも食べてみたいです。

 

 

今日の一句

”土地土地で 個性異なる ゴーヤかな”

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