【770円】Amazonで買える中華製自動給水装置の出来がとても良い!

2018年はベランダから屋上に進出中のカタオカ(@peterminced)です!

水耕栽培の規模が広くなるにあたって重要となるのが給水方法。

ベランダなら都度気づいたときに水を足せば事足りますが、屋上となるとそうはいきません。

液肥タンクの容量も多いうえ、ベランダほど気軽に足を運べないからです。

ベランダ時代はDIYで自動給水装置をこさえはしましたが、もうちょっと精度が高くスマートな実装方法はないか?

Amazonを物色していたら、見つけてしまいましたぁぁぁぁ!

商品情報によると、どうやら中国製。しかし侮るなかれ!1,000円もしないお値段なのに、かなり高機能。

自動給水装置を安く自作したい方にとって救世主となる本製品をじっくりレビューします!

実際に実装した様子

まず先に実装した際の挙動を動画で撮影してみました。

いかがでしょう?ドバドババーと流れていた水流が、一定の高さまで水位が上がるとバシッと止まります

さらに製品本体が斜めに傾いていてもきちんと動作しています。

ちなみにサイズは、幅71mm × 高さ83mm × 奥行46mm と超コンパクト。設置の幅が広がります。

中華製自動給水装置の構造を分析してみた!

正直安い中華製と舐めていたのですが、想定以上の作り込みの良さに感動してしまった私。

一体どういう構造なのか興味を湧きたてられたので、分解してみました!

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以下、自動給水装置の構造と発動する仕組みです!

自動給水装置の外観

下記図が中華製自動給水装置の外観です。接続部はネジになっており、水道蛇口ではメジャーな規格である13mm G1/2 規格に合致します。

また、本体底部には穴が開いており、水位を検知します。
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自動給水装置の内部構造

続いて内部の構造です。主なパーツは下記3点。

  • ゴムパッキン
  • アーム
  • フロート
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また独特の流路が築かれており、排水口が2つあります。

  • 上図左側の大口径部分
  • フロート部分に通じる微細な穴

この微細な穴が重要な働きをします。

では実際に蛇口から水を流してみた時の挙動を順に追っていきましょう。

①水位が満たされていない時

水位がまた自動給水装置に達していない状況では、2つの排水口より水が流れます。

ほとんどは下図左側の大口径部から出てくるのですが、

微細な穴を通じてわずかですが本体底部の穴から水が出てきます。

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②水位が一定位置まで達した時

水がどんどん貯まっていき、自動給水装置の一部分にまで水位が達した時の様子です。

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フロートが押し上げられる

アームが曲がり、微細な排水口を塞ぐ

行き場を失った水がゴムパッキンを押し上げる

大きな排水口までの流路がふさがり水流STOP

という動きが起こります。実によくできた原理です。

③再度水位が低下した時

植物の蒸散作用などによって再び水位が低下すると、フロートが下がり微細な穴への流路が開放。

ゴムパッキンが低下することで再度水が流れます。

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ホースとの接続方法

思わず唸ってしまうほと見事な仕組みを備えた中華製自動給水装置。

実際ホースと接続する方法も下記写真と図にまとめました。

image jidoukyuusui-connect

中華製自動給水装置本体

今回紹介した製品。お値段も770円とコスパ抜群!

https://amzn.to/2u9J7sr

①カクダイ 水道用フレキパイプ 300mm

形状を自由に変えられるフレキパイプを使えば、自動給水装置の位置を自在に変えることができ、水位調整が楽。取り回しを考えると30cm以上あると良いでしょう。

https://amzn.to/2N54mmk

②平行ニップル 呼び径13 G1/2

フレキパイプはメス口なので、ホースアタッチメントと接続させるにはオス口のニップルが必要です。

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③ネジ口金 呼び径13 G1/2

タカギのホースジョイントと接続させるために必要です。タカギ製でなくともカクダイ製であれば問題ありませんでした。

https://amzn.to/2N78q5M

④タカギ ホースジョイント

内径12-15mmのホースに対応したジョイントパーツ。100均で売ってる安物も使ったことがありますが、耐久力や精度ではやっぱりタカギ製が安心です。

https://amzn.to/2N3hnge

まとめ

水切れ。それは水耕栽培において死を意味します。

ベランダよりも大規模やる場合、ライフラインである水の自動給水は最重要課題。

けれど中華製自動給水装置があれば一気に解決。

  • 電気は使わない。蛇口があればOK
  • サイズがコンパクト
  • 水道配管との相性良し
  • コスパ最高

といった理由から、手軽に自作DIYできる自動給水装置として超オススメです!

今日の一句

”中国の コスパと技術に 舌を巻く”

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5 件のコメント

  • ホースとの接続方法の画像右側の件で教えて下さい
    養液タンク側面に並行ニップルが通る穴を開けて
    タンク内に②並行ニップル、外側に③ネジ口金で止めているのでしょうか?
    何か必要になるパーツとかありますか?

  • お世話になります。
    水耕栽培の装置など色々参考にさせて頂いております!
    さて、中華製自動給水装置について

    現在、ポリタンクと溶液層をサイフォン式で自動給水をさせてます。しかし、ポリタンクが減圧によりペコペコになって機能しない事が有ります。

    その為改善すべく、ご使用されている中華製自動給水装置を検討してます。
    水道管→ 中華製自動給水装置→溶液層ではなく
    ポリタンク→ 中華製自動給水装置→溶液層
    と言った具合で水の勢いがない状態でも自動給水可能かご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?

    よろしくお願い申し上げます。

    • 田中研究員
      水流の出し締めは水の浮力でコントロールされているので
      吐出側の水圧がなくても問題ないと思います。

      つまりポリタンクでもうまく動作すると思います!

      この商品、毎年夏に売り切れるので早めに購入されることをおすすめします。

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