市町村別の空き家率No1は軽井沢町
先日、全国市町村別空き家率ランキングチェッカーをリリースしました!
2週間かけてつくった。シェアして頂けると嬉しいです⇒【最新】2013年(H25)全国市町村別 空き家率 統計データ一覧 https://t.co/Ep0M18O7fW
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2017年7月27日
いろいろイジッテみるとそれまで気づかなかった面白い発見がゴロゴロ転がっていました。
その1つがなんとセレブが集う避暑地、長野県軽井沢町が全国市町村別でNo1の空き家率を誇っていたのです!率にして64.9%!存在する家の7割弱が空き家ってどゆこと!?
▲2位の静岡県熱海市を大きく引き離してます。
セレブが集う町がなぜ空き家だらけなの!?
ここで皆さん疑問に思うとおもいます。なぜ人気の高級避暑地が空き家だらけなんだと?空き家って人気のない過疎地にたくさんあるんじゃねぇのかと。
▲軽井沢にこんな物件はなさそうだけど・・・
別荘地も空き家扱いになる
ここが統計のトラップポイント。実は別荘(二次的住宅)も空き家にカウントされます。
(出典:総務省統計局)
軽井沢は別荘地が集中するエリア。ゆえに空き家率が高くなってしまうわけです。
空き家の内訳を具体的に見てみる
空き家率ランキングチェッカーでは空き家率の内訳も見ることができます。軽井沢の内訳を見てみると、別荘を意味する二次的住宅比率は59.1%。
つまり空き家のほとんどは別荘なので問題じゃないということになります。
都道府県別に見てみると
視点をいったんマクロ側に戻して、都道府県別に見てみましょう。山梨県や長野県は空き家率が高くてヤバイ県とよくニュースなどで伝えられていますが、うち別荘の占める割合は約5%。
この数値を差し引くと、和歌山や高知をはじめとした四国、鹿児島もヤバイことが分かります。
統計データは内訳細部までみることが重要
ニュースなどで報道される統計数値は全体概要しか示されていないことが多いです。けれど面白いデータが転がっているのは細部!
空き家率ランキングチェッカーは別荘だけでなく賃貸用・売却用といった切り口で空き家率を比較することができるので、是非色々イジってみて下さい!
今日の一句
”統計の 神も細部に こそ宿る”
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