シャープの町、西田辺
先日株主総会出席のため大阪堺まで行ってきたのですが、せっかくなので旧本社があった御堂筋線の西田辺(にしたなべ)にも再び行ってみることにしました。
駅の案内板にはデカデカとシャープの表記が。存在感の高さを垣間見れます。
旧本社はニトリ化にむけて解体中
半年前に訪問した際にはまだ存在していた看板・社屋も
防音壁が施され、ニトリ化にむけて解体中でした。
注文主はこの通りニトリ。シャープの家電置いてくれるんやろか。
南側の社屋は健在
NTT都市開発からの買い戻しに成功した南側の田辺ビルは健在。今後はスマートホームの開発拠点となるそうです。
社屋を歩きながら眺めていると、電灯がついている部屋を発見。すでに何かが動き出しているのでしょうか??
シャープ労働組合会館
半年前に訪問した際にはなかった、矢田わか子氏の看板が。2016年民進党比例区で初当選。石上としお氏と同様パナソニックご出身。
シャープ出身の国会議員っていないんですかね・・・?
シャープ特選工業という熱い会社
googlemapで他にシャープ関連のものがないか調べていると・・・
西田辺を歩いていると、シャープ特選工業という変わった名前の会社を発見した。なんだろう、通販会社?? pic.twitter.com/OWpa8aZ7X0
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2017年6月19日
シャープ特選工業!?なんか通販っぽい会社だなぁ。気になったので足を運んだら、本当に存在しました。
調べてみると、障害者雇用の会社でした。しかし特筆すべきなのはこの会社が1950年という戦後間もない時期に設立されたということ。当時は障害者雇用・CSRといった概念はなかったと思います。
ではなぜシャープ特選工業は設立されたのか?その生い立ちを調べてみると、創業者早川徳次の幼少期にありました。
幼少期、継母にいじめ抜かれていた徳次少年は、近所に住んでいた盲目のおばあさん、井上さんに助けられ金属加工業を営む知り合いのところで働かせてもらうようになります。
その時の恩義を徳次さんは忘れておらず、戦争で失明した軍人の働く場所を作りました。これが今日のシャープ特選工業なのです。
(出典:早川徳次物語)
シャープは他社に先駆けて新しいものを開発する技術力が強みですが、社会福祉の面でも世の中の先駆けとなっていたんですね。ぼくはますます早川徳次のファンになってしまいました。
創業者早川徳次の歩みを漫画化したものが無料で公開されていますので是非ご一読を。
シャープ神社を発見する
西田辺の地図を見ていて気になったのが、シャープ本社から近い位置にある山坂神社。こんなに近けりゃ、シャープの何かしらの痕跡があるに違いない。そう睨んだぼくは、歩き疲れた足にムチを打って行ってみることにしました。
神社の名入れされた石という石をくまなく探していると・・・水汲み場にバッチリ書かれてました!
左側に記載されたる文字は「正直」。なんか分かるような気がします。
こちらが本殿。よーく見ると、
やはり一番目立つところにシャープがいました。まさにシャープ神社ですな。
株価上昇祈願を行う
せっかくここまで足を運んできたし、ご利益もありそうだったので思い切って硬貨の最高峰、500円玉を投入!
祈ったことはもちろん
「株価よ上がれ~株価よ上がれ~!!」
近くに神社があったので行ってみたら案の定シャープ神社だった。神様、業績をもっとよくしておくれ。 pic.twitter.com/D91UNF6rxt
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2017年6月19日
祈りが神に通じる
500円を投じた甲斐あってか、翌日株主総会後の株価は約8%も上昇。シャープ神社よありがとう!!
まとめ
半年前西田辺を訪れた際は日も暮れており周辺事情はわからなかったのですが、今回ぶらりと歩いてみると、随所にシャープの息遣いを感じることができました。
株主の方は大阪に来られた際は是非シャープ神社こと山坂神社に株価上昇祈願を!
今日の一句
”500円 通じる願い 西田辺”
半年前の訪問レポ
翌日行った株主総会レポ
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