目次
ビジネスの種を見つけるために遠征
会社を辞めて1ヶ月。
そろそろ中長期な視野で仕事をつくリに行かねば!とおもい
興味のあるゴーヤをテーマに何かできないかと考えた末、
JAの方を通じて群馬館林のゴーヤ農家さんにアポイントを取って行くことにしました。
昨年館林に訪れた際は、車だったのですが、今回は経費削減のため電車でGO!
都心からは電車で1.5時間 片道約1,000円
特急を使えば1時間ちょいと、意外と近い館林。
上毛新聞は群馬の魂です。
ユニークなものがあふれる館林駅
館林駅を降りて目の前に飛び込んでくる謎の本棚。
なんと駅ナカ文庫という図書館でした!蔵書は市民の方の寄付で成り立ってるっぽい。
善意にあふれた町、館林。
館林の暑さを、街の熱さに変える!激辛・激甘・激冷 グルメ総選挙
と書かれたポスター。高すぎる気温を逆手に取る館林のしたたかさが垣間見れます。
▲左隣のポスターとのコントラストがジワジワくる。生きるということ。深い。
涼し気な緑のカーテン+ミストが放たれる緑のミスト通り。
クールクールゾーン。cool と 来る をかけているわけですな!
いーやしかし実際マジ暑いっす館林。
こちらが観光案内所。まず目に飛びこんでくる
”熱中症注意!!” の垂れ幕。
去年熱中症で倒れたことがあったので、気をつけねば・・・。
▲夏の館林観光は命がけ
死にたくないので、2Lのお茶を購入。重い・・・笑
レンタサイクル ぽんチャリは、木村トラップに気をつけよ
事前にレンタサイクルがあることを電話で確認。
明日はゴーヤ取材で群馬に行くのですが、あるはずのレンタサイクルの情報がネットにほとんどない。仕方ないので電話で問い合わせて解決。
これだけネット文化が発達してもまだまだ未開の地というのはありそうでワクワクしてます。— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月4日
観光案内所で念のため場所を再度確認して行く。木村さんのところですよと。
で、実際足を運び、レンタサイクルを申し込んだのですが
”レンタサイクルはもう辞めたんだよ~” と一言。
ガビーン。
そんな、タイムリーに辞めてしまったなんて・・・アポの時間に間に合わねぇ・・・
しかし後で聞いた話によると
手前側にある(有)木村商店 さんの方でやってるそうです。
同じ木村・似た文字色・事業内容 で同一会社かと勘違いしてしまったみたい。。。
館林駅でぽんチャリを借りる予定の方、木村さんトラップにお気をつけ下さい。(ぼくがアホだっただけという話ですが・・・)
やむを得ずタクシーを使う
レンタサイクルは廃止されてしまったと勘違いしたぼく。
刻々と迫るアポの時間。
距離にして5km。フルマラソンやってた身としては走れない距離ではない!
しかし、この気温!この状況で走るのは命取りじゃ。
ということでやむなくタクシーGET。
1,800円は、地元情報をGETするための投資と前向きに考えよう(涙
生まれも育ちも館林の運転手の方いわく、
昔、館林は観光客でゴッタ返す場所だったとのこと。
館林駅・茂林寺・つつじヶ丘公園を行ったり来たりで売上も良かった。
今は春のツツジ祭りくらいしか観光客は来ないけど、そのツツジ祭りでさえも昔と比較すると減ってるそうです。
「ディズニーランドとか娯楽の選択肢が増えたしね~。近隣だと富岡製糸場やら足利フラワーパークもあるしねぇ」
ディズニーランドが苦手で、ゴーヤ好きが高じて館林に来ているぼくは
やっぱりイレギュラーなんでしょうか(笑
あと茂林寺は、外国人観光客向けコンテンツとして見ると、面白いと思うんですけどね。
▼参考:【群馬探訪⑥】無数のタヌキの歓待を受けられる茂林寺は、館林の必見スポット。
ちなみにゴーヤは知り合いからよくもらうそうです。
JAでは車が買える
まずはじめにJA邑楽館林に行ったのですが、その時衝撃だったのが、JA敷地内に自動車屋の看板が立っていたこと。
え、どうゆうこと!?トラクターとかならわかるけど・・・
担当者にお聞きしたところ、JAでは車が買えるそうです。知らなかったぜ・・・・。
▲ゴーヤ農家さんに向かう道中乗せて頂いた軽トラ。群馬だけあってSUBARUのサンバー。
ゴーヤ農家さんと2時間におよぶ商談
JAの担当者の取り計らいもあり、館林では一番大規模にゴーヤを育てられている農家さんを訪問。
趣旨としてはこんな感じ。
・産地のこだわりや食文化をベランダゴーヤ研究所に掲載することで、継続的な情報発信ができるということ。
・規格外品で出荷されないゴーヤを加工してネット販売することで新たな収益源とすること。
今までNHKや新聞の取材がきたことはあったけど、インターネットというのははじめてだったようで
しかもベランダゴーヤ研究所 というワケわかんない名前で
一体何者なんだと思われたようなのですが、
ゴーヤ熱が伝わったことで、なんとなく怪しい者でないと分かって頂けました(笑
今日ははじめて会社の看板なしに商談・打ち合わせに臨んだのですが、やはりはじめはコイツ何者感がハンパなかったです(笑。けれどゴーヤに対する情熱や知識を伝えることで、分かっていただいたことがなんか嬉しかったっす。
この調子でがんばろう。
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月5日
驚かせてスミマセン。
需要変動に対応できる加工施設を有しているかがどうかがキーポイント
事前に立てていた仮説では、規格から外れてしまう出荷できないゴーヤがあるんじゃないかと考えていたのですが
ちなみに、規格外品で廃棄されてしまうゴーヤは結構あるそう。ただ、加工施設を持っていないから、廃棄するしかないっぽい。モッタイナイ。
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月5日
そこで、その活用されていないゴーヤでなにかできないかなと思ったのですが、やはりメインは規格品を作ることであるから、規格外品をはじめから期待してしまうのはよくない。
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月5日
つまり、需要の変動に柔軟に対応できる加工施設があれば、なんか行ける気がした。例えば小ロットからでも対応できるチップス工場とか探せばあるのかなぁ。知ってたら誰か教えて下さい!
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月5日
上記の通り実際に規格外品は出てくるみたい。
ただ量がその都度変わるので、そのあたり柔軟に対応できる加工場がないと難しそう。
農家さんは収穫することで手一杯だし、量が多いので、
ぼく1人が空きスペースでひたすらゴーヤをスライスして干す レベルの話じゃないっぽいです。
うーんスミマセン、勉強不足でした・・・・!
実は知らないうちに競合していた
あと、これはあまり自覚していなかったのですが、
ベランダでゴーヤを育てる人が増えてしまうと、農家さんとしては消費が落ち込んでしまうので困ってしまうとのこと。
群馬のゴーヤ農家さんに会ってきた。みどりのカーテンが、なかなかの強豪we@知らないうちに敵対してたみたいっす。スミマセン(笑)
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2016年8月5日
たしかに・・・約140個収穫した去年は、スーパーでゴーヤを買うこと、ほとんどなかったもんなぁ。
サイトの方向性を整理したほうがいいのかなぁ・・・。
というわけで約2時間ゴーヤ談義をしてきたわけですが
より1段深く考える契機となりました。やっぱ現地にいかないと生々しい情報は入りませんね。
JAの担当者の方、農家さんお忙しい中ありがとうございました。
飲食店の切り口から考えてみる
さてさて、これからどうしたものかなと考えていたら・・・
去年館林を訪問した時に色々よくしていただいた館林の名店、天ぷら栄さんを思い出し
何か情報が得られるかもと夕食がてら行ってみることに。
▼参考:【群馬探訪⑦】天ぷら栄は店員さんがフレンドリーすぎる上、館林市長と記念写真が撮れる名店だった。
天ぷらの世界にとどまらない幅広い料理のラインナップ。
▲裏面もあります(笑)
今回はチキンカツ定食を注文。うまし。
▲肉の厚さがハンパない
地元ゴーヤ料理研究家との再会
しばらくすると、おかみさんのタマ江さん登場。
ゴーヤ談義をしているうちに
なんか話の流れで、支店で育てている白ゴーヤを見せてもらうことに。
あれれ、どこだっけなぁ・・・
見つけた!中野龍三さんのブログなどを通して、見たことはあったのですが、実際に触ったのははじめて。
▲純白で美しい
白&緑ゴーヤと記念撮影するタマ江さん。
この白ゴーヤの苗は、埼玉で白ゴーヤを作っている農家さんからNHKの取材を通じて頂いたんだとか。
埼玉でゴーヤ!?と思ったのですが気温の高い熊谷あたりでつくってるのかな??
味はあまり苦くないそうです。
飽くなきゴーヤ料理の研究
川島さんは実はたまにTVに出られたりする料理研究家でもあるのですが
ゴーヤについては、NHKの朝ドラ 「ちゅらさん」 で全国的な知名度になる前から知っていて
色々試行錯誤をされていたようです。
最近でもゴーヤをパウダー状にして、てんぷら塩 としてお店に置いたところ好評だったんだとか。
(↑写真は青汁を使ったケース 出典:アサヒ緑健)
なにそれ、ネットで発信したら超売れそうじゃん!
ただ、販売場所が自店舗に限られるのと、ゴーヤに苦手意識を持つ人にはなかなか響かないというのもあって
やる気消沈気味だったそうです。
ただぼくとゴーヤ談義をしているうちに、その闘志が蘇ってきたようで
8月下旬にゴーヤ料理を準備して頂き、ぼくが取材する事が決定しました!
どんなものができるのかまだ分かりませんが、商品化の前にはモニタリングを実施したいと思いますので
ご興味のある方は引き続き本ブログを注視していただければと思います。
まとめ
というわけで、大企業の看板や肩書なしに飛び込んでみたけど
情熱と知識があれば関係性は作ることができると感じた館林商談でした。
今日の一句
”ゴーヤ馬鹿 タマ江の闘志を 呼び戻す”
いつも読ませてもらってます。この間仕事でとあるメーカーの事業所に行ったら、工場の緑化でゴーヤを植えてて、実を数百個収穫しましたって待合室に書いてました。収穫したゴーヤの行方は書いてませんでしたが。工場の緑化に使われてるゴーヤを引き取るとか如何でしょう。思いつきですが。
river-wideさん、いつも訪問してくださり、ありがとうございます。
数百個とはかなりの量がとれるのですね。すげぇ。
現在の課題は、
これら余ったゴーヤをタイムリーに、かつ需要の変動に柔軟できるカタチで加工できる拠点の確保です。(できれば群馬県内で)
もし良い加工方法・拠点ありましたら思いつきでも構いませんのでご連絡頂ければ!