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2020東京オリンピックのエンブレムがついに決まる
ちょっと乗り遅れた感がありますが、2020年東京オリンピックのエンブレムが決定しました。
あれっオリンピックのわりには地味な配色だな・・・。なぜコレが??
B・C・D案は華やかな色使い。
ではB案・C案・D案はどうなんだ?と見てみると・・・
おぉ、色数も多く華やかだ。
最終選考に残らなかったエンブレムは??
ついでに最終選考に届かなかったものも見て見ると・・・
これまた色鮮やか。
これも面白い。てかどれも 華やかさを演出するために金色 が入ってますね。
こちらは面白系。
斬新だけど、ちょっと品位が・・・カナ。
こちらはシンプルな1色。円が散りばめられて面白い。
これもシンプルでいいですな。
数多くの色んな案を見ていると、どれも印象に残らない
色んな案を見て思うのは、どれも 鮮やかな色を使っている こと。
そりゃそうですよね。オリンピックはお祭りですもの。
が一方で どれも同じように見えてくるんですよね。
それにモチーフもありきたりといえばありきたりな。なんかどこかで見たパターン。
そんな状態で、改めてA案を見ると・・・
なんか シンプルでシュッとしていて良い なと思ったんです。
以下具体的に挙げていきます。
①大会のビジョン・コンセプトと合っている。
今回のオリンピックのコンセプトってなんだったのか?調べてみると
- 成熟都市でのオリンピック開催意義を示す
- 2012年ロンドン大会同様に成熟都市で開催することで、確立されたインフラや安定した社会から生まれるあらゆる恩恵を示す
(出典:wikipedia)
こんな一文があったんですね。今発展著しい途上国なら華やかな色使いでも良いのかもしれませんが
成熟都市 ということなら、A案の落ち着いた佇まいもいいなと思いました。
②禅的なシンプルさが日本らしさを表現している。
他で出てきた案をみると、折り鶴 とか 桜とか、日本の華やかな部分を表していているのですが
この地味なA案も 極力ムダなものを廃した 禅的世界 か感じられて成熟した日本を表現しているなと。
先日の京都旅行の道中立ち寄った、龍安寺の石庭に通じるものを感じました。
③過去のオリンピックエンブレムと並べても存在感がある
(出典:「歴代オリンピックのエンブレムの中で最高と最低のデザイン」より作成)
過去のエンブレムと並べてみたのですが、色こそ地味なものの 成熟都市的な趣きと存在感 を感じます。
同じく成熟都市をウリにしていたロンドンは 意外とビビットな色使い ですね・・・。ちょっとダサいかも。
④印刷コストが安いと思われる
A案はシンプルで色数が少ない分、印刷コストも安くなると思うんですよね。
他案は 金色も入っているしかなり高くなる んじゃないかと。
また実際の色味を確認する色校正も、色がシンプルな方が確認コストも少なくて済みます。
前回のエンブレム問題や国立競技場の件で、税金のムダ使いが話題となっている中で
この低コストで印刷でき、かつ存在感のあるエンブレムは、今の状況において意義あるデザイン じゃないかと思います。
まとめ
ネット上ではなんでA案? という声が多かったので反論してみました。
みなさんはどのように感じられましたか?
今日の一句
”シンプルで 無駄ない柄が 一番だ”
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