【2017】シャープ株主総会後の経営説明会は、戴正呉社長への信頼が固まった会だった。

PM2:00より株主向け経営説明会が開始

午前中の株主総会は約1時間で終了。午後2:00からは株主向け説明会が開催されました。

総会終了から時間が空いたものの、約半数もの株主が再び出席しました。進行方法は株主総会議案以外の内容についてざっくばらんに質問でき、経営陣が回答してくれる自由方式です。

 

株主からの質問補足

10名弱の方から質問が出ました。その内容を詳細にレポートしようと思ったのですが、既にマイナビさんが超正確&キレイにまとめられていました(笑)

なので今回の記事では、触れられなかった内容の補足や、私視点の感想を中心に書きたいと思います。

 

社長メッセージの開封率をモニタリングしている

戴社長いわく、月一度の頻度で発信している社長メッセージのメール開封率をモニタリングしているそうです。そしての率は堅調に増加中とのこと。

これが本当だとしたら、戴社長の求心力は着実に上がっていることになります。

 

事業部長の決済範囲は100万円未満

300万円以上の決済についてはすべて戴社長が目を通しているそうですが、100万円以上のものは野村副社長が決済。

つまり事業部長が自由に決済できる範囲は100万円未満とのこと。はじめはものすごい反発があったようです。

 

しかし収益が急回復したことを考えると、今まで相当緩慢な使い方をしていたんだなということが分かります。太陽電池の原材料であるポリシリコンを市場価格の20倍で仕入れ続けていた位ですから。

株主としては厳密な管理体制がしばらく維持されることを望みます。

 

社員は変革の風を感じている

野村副社長が入社4年目の社員に以前との違いを聞いたところ

「利益がきちんと出ると社内の雰囲気も変わる・変革の風を感じている」

と回答があったとのこと。

 

Vorkers転職会議といった従業員のクチコミサイトを見ても、以前より良くなっているという話が散見されます。例えば社内ベンチャーであるTEKION LAB(適温ラボ)の記事中でも、以前より新しいことにチャレンジしようという気風が生まれていることが言及されていました。

シャープ中の人も言ってます笑

 

戴社長は創業家と食事する仲

株主総会には創業者 早川徳次さんの娘さんが来られていたそうです。そして戴社長とは定期的に食事をする仲なんだとか。

次の日本人社長は早川徳次さんのお孫さんという噂も立っています。これはおもしそうな展開ですね。

 

有機ELはまだ信頼できる技術ではないが、開発する。

有機ELが大きく出遅れていることについて質問が出ていたのですが、戴社長としては、まだ信頼できる水準ではないということ。

有機EL 4K液晶
明るさ
電力
コスト
信頼性
薄型化

有機ELは消費電力や耐久性・コストといった面でまだまだ液晶には敵わない部分があるという見立てでした。

その一方で有機ELの開発は進めていく考え。現状TV用の有機ELパネルは韓国LG社の1人勝ち状態なのですが、対抗するために日本製の有機ELパネルを作りたいとのことでした。ホンハイの、韓国と徹底的に戦うファイティングスピリッツ はすごいなと思います。

 

しかし元シャープ社員Sさんによると、同期で有機ELに関わっていた社員はほとんど退職してしまったとのこと。となると日本製有機EL開発のためにはジャパンディスプレイ(JDI)と手を組む可能性が十分に考えられます。資金繰りに悩むジャパンディスプレイ(JDI)にとっても悪い話ではないでしょう。

 

社長室長が語る戴社長

1つ印象に残ったのが、「戴社長の趣味は何か?」という株主の質問に対する社長室長常務 橋本さんの回答。

橋本室長

戴社長の趣味は歩くこと。どんな天気であろうと毎日1万歩、歩かれます。

それは自分で決めたことは必ずやり遂げるという習慣を確固とするためです。

また戴社長が黒字化まで無報酬である理由は、コスト削減意識の見本を社内に示すためです。

 

戴社長の熱意を毎日しみじみ感じながら幸せな日々を過ごしています。

齢60にして経営を学ばせてもらっています。

 

まぁ社長の手前悪いことは言えないと思いますが(笑)、言わされている感じはなく、楽しそうに話されていたので、嘘ではないのでしょう。

それにしても戴社長の自ら体を張る姿勢は尊敬に値しますね。

 

今回の総会を機に戴社長のファンが増えた

午前の総会と午後の経営説明会に出席して感じたのは、戴社長に対する株主の信頼が確固たるものになったということ。

他に出席された株主の方が撮影された写真を見れば、その様子がよく分かると思います。

帰りのバスの中でも「社長は誠実そうな人だねぇ」という中年夫婦の会話が聞こえました。

 

まとめ

今回株主総会に出席された株主は戴社長の話しぶりを直接見て、より信頼を固くし、ストロングホールドの方針になったと思います。今後そうやすやすと株を売却することはないでしょう。

6/20当日の株価の動きも株主の気持ちを表しています。

kabuka

 

有機ELの開発についてはまだ不透明な部分はありますが、私もも引き続きホールドしようと思った有意義な株主総会・経営説明会でした。

 

今日の一句

”生で見た 人しかわからぬ 信頼感”

 

午前の様子はこちら

【2017】シャープの株主総会に、元社員と行ってきた。

2017.06.22

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です