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うまい棒120本の処遇に悩まされていた
プログラミングスクール選びに失敗し、54万円ドブに捨てた話をTech2Goというメディアに寄稿したのですが、54万円が如何に大きな金だったのかを表現するため、4か月分のうまい棒を大人買いしました。
細部までこだわった甲斐あって、記事の評判も良かったのですが、問題はこの大量のうまい棒の処遇(120本)。
そのまま食うのも芸がないし、なにか面白いことができないか?と考えあぐねてました。
そうだ、タワーを作ろう
で、パッとひらめいたのがタワーを組み上げること。井桁みたいに組んだらまぁまぁの高さになるんじゃね??とコツコツ組み上げてみることにしました。
タワー建造は予想外に難しかった
井桁は安定性が悪い
井桁で組めば楽ショーでしょ!なんて軽く考えていたのですが、4段あたりであっさりと崩壊。うまい棒の包装がデコボコしていて意外と安定性が悪いことが判明しました。
禁断の瞬間接着剤を使ってみる
ならばゴリ押しで瞬間接着剤を使ってやろう!とちょっとズルして組み上げていったのですが
包装と瞬間接着剤の相性が悪く、全然くっつかねぇ!!
そしてやっぱり倒壊・・・。うぬぬこれ、けっこう難易度高いんじゃねぇか・・・!?
様々な多角形を試す
井桁の四角形がダメなら、六角形はどうだ!!六角形って安定した形って言われてるし!と実際並べてみたら、鈍角過ぎて2段目が組めない・・・。
ならば三角形ならどうか!
OH!けっこういけるぞ!まさか井桁よりも安定性がいいとは。新発見だわ。
だがしかーしやっぱり崩壊・・・・。
芯材を入れてみる
三角形が最有力だけど、もうちょっと安定度を高める方法はないか?と逡巡しているうちに思い付いたのが、芯を入れること。中央部になにか詰めてたほうがいいんじゃね?とうまい棒を突っ込んだところ・・・
おお、なんかどっしり感が増してさっきより積めてるぞ!!イケイケゴーゴー!!
だけどドゴーン!!まじかよ・・・。
畜生!!くやしぃぃぃ!!!!!うまい棒め腹立つわー!!!!怒りと空腹の衝動に駆られて勢いで1本食べてしまった・・・。
▲牛タン塩味
おむつでガイドを作る
うまい棒組み上げ時のズレの蓄積が崩壊を招くと考え、おむつ(ムーニー)を使ってガイドを作成してみました。
おっしゃぁぁぁ!!あと少しで組みあがりそうじゃぁぁぁ!!!!!!
と、思ったらコレですよ。なんだようまい棒。そんなにオメェ融通が利かなかったのかヨ・・・。てか俺、ここまでやったらもう後に引けねぇよ!
20分ぐらいで終わると思ってたタワー構築作業は、気が付いたら2時間も経過してました。。。
失敗した要因を振り返る
頭が熱いままじゃ前に進まねぇ。ということで今まで失敗した内容をもとに改善点を考えてみました。
- 芯を入れる作戦は、ある一定以上の高さを超えると内部崩壊を招くので却下
- うまい棒パッケージの表裏がバラバラで傾いていたので統一する
- 中腰作業はうまい棒設置時に不安定になるので椅子をつかう
- 早く終わらせようと焦らず、1本1本着実に
- ガイドはおむつよりも高いものを使う
うまい棒がこれほど脳みそを使わせるとは思わなかったぜ・・・。
万全の対策を打って再チャレンジ!
椅子とガイドを整備
おむつよりも高いガイドを用意。これで正確な組み上げが可能に。
椅子を使って座りながら組み上げることで、うまい棒を置くときの安定感を確保。
ZONE(ゾーン)状態に入る
かなり集中してます。これが超集中状態、ZONE(ゾーン)ってやつなのかもしれない。
うまい棒タワーを上から覗いた画がやべぇ!
ちなみに最終段階まで組みあがった状態でうまい棒タワーを激写した様子がこれ。謎のマスコットキャラクター(うまえもん というらしい)が立ち並ぶ、うまい棒トンネルができてました。
美しいのか不気味なのか良くわからない謎空間。油断してたら精神持ってかれそうなパラレルワールドです。
あ、うまい棒が1本足りねぇ!
超集中状態に入った結果、うまい棒タワー完成!!と、思いきや1本足りねぇ!!
あ、そうだった!ムカついて1本食べちゃったんだ・・・・。やっぱやるならキリよくいきたいよな。畜生!!ここまで来たら完全にやり切るしかねぇ!
うまい棒組みすぎて頭がおかしくなってしまったぼくは、自転車にかけ乗り、マルエツでうまい棒を1本ゲット!
残念ながら食べてしまった「牛タン塩味」は珍しい味のようでラインナップになく、めんたい味で代用。
10円だけの買い物でレジ通るのめちゃハズかったわ。
てかよく見たらレジ袋不要効果でTポイント2ポイントもついてるし!驚異の20%還元!
図らずしてうまい棒錬金術を発見してしまった・・・。
最後の1本を加えて完成!
マルエツにて手に入れしうまい棒を欠けていた箇所に恐る恐るセット。これで崩れたら俺の精神も崩壊する・・・。
そしてついに完成したぁぁぁぁぁぁ!!!!
周りからの反応がたいてい「暇なの?」って感じでちょっと悲しかったです(笑)もっとこの知的遊戯をやり切った事をほめてくれYO!
120本のうまい棒タワーをいろんな角度で見てみる
では完成したうまい棒タワーをいろんな角度から見てみましょう。
真横
まずは真横。自分で言うのもなんですが、ゆがみも少なくキレーに立っていることが分かります。ビューティホー
地上見上げアングル
下からのアングル。まるでタワーマンションのような迫力ですね。住める財力もないので、うまい棒タワーでオーナー気分を楽しみましょう。
しかしカラフルなタワマンだ。
横に並んでみた
人間でいうとどれくらいの高さなのか、ためしに並んでみたら、そんな大した高さじゃありませんでした・・・3時間格闘した結果が大人がしゃがんだ高さってちょっと悲しい。せめて背丈くらいはいってほしかった。
実際計測してみたら1mくらいでした。2m行くためには240本かぁ・・・
中央部の風景
そして2度目になりますが中央部のうまい棒トンネル。なんかど根性ガエルに見えてくる・・・。狂気性を秘めてますねこのアングルは。
成功のポイントを振り返る
約3時間格闘した中で見出したうまい棒タワーメソッドをあとに続く方のためにも共有しておきます。
- 三角形が一番安定する
- 中に芯は要らない
- ズレを防ぐガイドはあったほうが良い
- 乗せる向きは極力同じにする
- 椅子を使うべし
メンタル面でいうと、焦らないことが重要。
ぼくの場合、空腹とトイレを我慢しながらやってたので、早く終わらせるために組み方が荒くなり完成直前段階で何度も痛い目を見ました。
まとめ
はじめはボンド使わないと無理っしょ!なんて思ってたんですが、やってみると意外とできるもんですね。思い込みって怖いなぁ。
ひょっとしたらうまい棒タワーって研修ツールとして最高なんじゃないか??と思いました。
- 思い込みを外すトレーニング
- 集中力を養う
- 個々人のやり切る力を判断する
- 焦りは禁物・基礎が重要ということを教えてくれる
- 最終的に食べられる楽しさ
的な観点でね。
あと、個人的な感覚としては120本からもう少し上も行けそうでした。1,000円ちょいで挑戦できるので集中力に自信のある方ぜひチャレンジを。
4ヶ月分のうまい棒(120本)でタワーを作った。崩れること約10回。3時間弱かかったわ、、、 pic.twitter.com/wtQ7kTv3Hn
— ミンチ研究員 byベランダゴーヤ研究所 (@peterminced) 2017年5月28日
今日の一句
”為せば成る 教えてくれる うまい棒”
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