ハメを外して早9年
ぼくは2008年より顔ハメの面白さ魅力に気付いて以来、
随時撮影&制作活動をしています。
▲ぼくを顔ハメの世界に誘った長良川の顔ハメ▲
▲2011友人の結婚式二次会用に制作▲
意外と深い顔ハメの歴史
たかが顔ハメと思われるかもしれませんが、
その歴史背景はカメラの歴史とリンクしており奥が深いのです。
(出典:デジカメ比較レビュー)
銀塩(フィルム)カメラが一般家庭に普及するに伴い、
国内フィルムメーカーはフィルムの販促品として全国の観光地に顔ハメ看板を設置しました。
⑴被写体が増える
↓
⑵シャッターを切る数が増える
↓
⑶フィルムが多く消費される
からです。
▲古い顔ハメ看板にフィルムメーカーのロゴが入っているのはその証左▲
(出典:corgi_SandHのブログ@中尊寺金色堂)
しかしデジタルカメラが急速に普及するのに伴い、フィルムの需要も減少。
顔ハメ需要も尻すぼみになっていきました。
ITの技術革新が顔ハメを蘇らせる。
しかし滅亡するかに思われた顔ハメは、
SNSとスマートフォンの普及を追い風に、息を吹き返します。
(出典:MM総研・・・国内携帯電話およびスマートフォンの市場規模予測)
スマホで撮影した面白い顔ハメ写真をSNSでUPしみんなに知らしめたい!
そしてたくさんのいいねをもらいたい。
そんな人々の承認欲求を背景に、顔ハメの存在価値が見直され始めたのです。
時代が顔ハメに追いついてきた。
顔ハメが再び世の中で日の目を見るようになり、
最近では
テレビ番組や新聞など各種マスコミが熱心な顔ハメ愛好家を取り上げはじめ、
(出典:2012/5/16 日経新聞文化面)
関連書籍も発売。
- 顔ハメに理解を示す人
- 顔ハメ好き
が増えてきました。
2008年からハメ続けているぼくも、その空気感を肌で感じています。
(周りの視線が優しくなっている)
販促ツールとして使われる顔ハメ
また、
面白い顔ハメはSNSを通じて拡散しやすい
という特徴を見抜いた鋭い人たちは、
顔ハメを広告宣伝ツールとして活用しています。
▲SNSでシェアされる過程の中で、しれっと店名がPRされている▲
顔ハメに自社名や観光地名をしれっと挿し込み、
SNSで拡散する過程の中で認知度が向上できる。
しかもタダで!
というような具合に。
まとめ
元々フィルムの販促を意図して作られた顔ハメが、
時代を超えて個人や企業のPRツールに進化している。
面白いもの・ユニークなものには力がある ということなんでしょうね。
▲人を惹きつける顔ハメの魔力▲
以上,実は奥深い顔ハメの歴史と今について解説しました!
あなたも見かけたら、歴史に思いを馳せながら是非ハメてみてください。
今日の一句
”くだらない ものに深き 歴史あり”
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