【超回転率】亀戸餃子を徹底分析したらトヨタ自動車だった。

亀戸といえば、大根じゃなくて餃子!

今日はいとこと一緒にビックサイト開催の移住交流地域おこしフェアへ。

いとこは車できていたので、道中一緒に帰ったのですが
昼飯時だったので、亀戸あたりで飯を食うことにしました。


(出典:亀戸升本

亀戸といえば個人的に亀戸大根のイメージだったのですが
いとこが 「亀戸餃子じゃろ!」 とバリバリの広島弁で発言。

なにそれ?超気になる!まさかの餃子!?
餃子といえば浜松とか宇都宮じゃないの??

というわけで亀戸餃子に行ってみることにしました。

 

 

スーパー行列ができている亀戸餃子

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亀戸駅から徒歩2分ほどのちょっとした小道に位置する亀戸餃子。

 

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え、餃子屋にこんな行列が!?

 

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ランチタイムのピークが過ぎかけている13:00頃でもこの行列。
ただ餃子は回転率が高いのでそこまで長く待つことはないだろうと踏んで並ぶことに。

 

 

趣きのあるのれん

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綺麗な純白の綿生地に、黒と赤でくっきりと表記された亀戸餃子の のれん。
うーんなんかスゴイ美味しそうな雰囲気がするぞ!

待つことおよそ15分。店内に案内されました。

 

メニューは餃子だけの1本勝負

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待ちに待った亀戸餃子のカウンター席につくと、何も言わずともすぐに餃子がやってきます。
え、まだ頼んでないって?

 

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大丈夫、だって亀戸餃子のフードメニュー、ぎょうざ250円しかないんだもん!

ライスすらない、この思い切った1本足打法的メニューに、ある種のすがすがしさを感じてしまいます。

その代わりドリンクの種類はたくさんあります。

 

ジャストインタイムで焼かれてくる亀戸餃子達

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外はカリカリ。中はジュワジュワ!

1本足打法によって餃子の重要要素が極限まで研ぎ澄まされています。

これほどのコントラストが見事に体現されている餃子は、正直はじめてでした。

 

1枚5個入りなんですけどね。残り2~1個あたりになったところで亀戸餃子のおっちゃん・オバチャンがタイミングよく聞いてくるわけですよ。

「オニイチャン、次いく?」

「あ、はい」

それで食べ終わる頃には、次の焼きたて餃子がやって来るわけ。

 

もう気持ちいいくらいのジャストインタイム餃子。

餃子界のトヨタ生産方式ですわ。

 

餃子は健康食品

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店内には、いたるところに「餃子は健康食品」であることをアピールするPOPが。
美容にもいいんですって。

 

結局

・ジャストインタイムで焼かれてくる餃子の味
・オバチャンの絶妙なタイミングで行われるオーダー受け

によって、5皿 1250円も食べてしまった。この間約20分。

 

冷静に考えて、ちょっとオシャレなランチを食べるのと同じ位、のお金を払っていたわけです。
亀戸餃子マジックおそるべし。

 

 

餃子屋ってスーパー儲かるんじゃないのか?

ふとこの亀戸餃子を食べながら思い出したのが、「餃子屋と高級フレンチはどちらが儲かるか?」という本。

 

回転率の高い餃子屋のほうが儲かるという内容の本なのですが
亀戸餃子の場合どうなのか?勝手にシュミレーションしてみることにしました。

 

座席は全部で36席

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(出典:食べログ

カウンター席は、各列10名×2=20名

 

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(出典:食べログ

4人座れる座敷テーブル席が4つ。すなわち16名

 

カウンターと座敷合わせて総座席数36名としました。

 

平均客単価は1,500円

店内でのお会計状況を勘案するに
大体1人あたりぎょうざ4~5皿 +ドリンク で平均客単価は1,500円と想定しました。

 

その他前提条件

・座席回転率はぼくらが20分だったので、3回転/時間

・営業時間は 11:00~18:30(餃子がなくなり次第終了)ですが、ピーク時間帯などを鑑みて満席稼働時間を実質4時間

と想定しました。

 

 

亀戸餃子の日商はなんと60万超え

前提条件数値
席数36名
平均客単価¥1,500
1時間あたりの座席回転率3回
満席稼働時間4時間
1日売上(推定)¥648,000

上記前提条件をもとにざっくり算出した結果、上記のようになりました。
こんなコンパクトな店舗で1日60万円以上の売上って凄くないかい!?

お酒などのドリンク単価も考慮すると、さらに向上することになるでしょう。

 

参考:1日あたりの亀戸餃子販売数

前提条件数値
席数36名
平均実食皿数
1皿あたりの餃子数5個
1時間あたりの座席回転率3回展
満席稼働時間4 時間
推定販売餃子数/日10,800個

ついでに1日あたりの餃子販売数もシュミレーションしてみました。
1日1万個以上!尋常じゃない生産量。作るのも大変だわ。

 

 

結論:餃子屋は儲かる

・餃子1本化による、注文伺いの時間ロス削減 & 餃子品質の向上
・絶妙なおかわり受け付けタイミングで客単価向上
・高回転率

亀戸餃子は餃子屋の必勝メソッドを更に研ぎすませた
店舗運営の生きた教科書だと思いました。

 

亀戸餃子の従業員の方もぼくが見た限り9人もいらっしゃったのですが
裏を返せば、それだけの大人数を支えられる収益基盤があるということですよね。

いやー勉強になりました!

 

今日の一句

”亀戸の 餃子で学ぶ 経営学”

 

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