「37.5℃の涙」というドラマを通じて知った病児保育をミッションとするNPOフローレンスを知って、思わず代表の本が読んでみたくなり
kindleで購入しました。
胸を突き刺してくるフレーズ
「キャリアアップのために転職は当たり前」ってみんなは言うけど、
じゃあキャリアアップのために仕事するのかな、とか思っちゃうんです。
>>将来のために今を犠牲にして働く、その先に何があるのだろう。
自分が寄りかかってきたそのブランドを、いま自ら捨てようとしているのだ。
やめるとどうなるのだろう。自分は何になってしまうんだ?
社長という名刺がなくなった僕を、誰がすごいと思ってくれるっだろう。
>>特に男は肩書がないと弱い。僕がの財閥系の会社に入社したのは、その弱さの裏返しなのだ。
「外資金融」とか「MBA」とか、世の中でもてはやされるブランドに寄りかかってるくせに、
それに無自覚なところだ。~中略~その「イケてるもの」に底上げしてもらっていることの
イケてなさがたまらなく滑稽に思えた。
>>底上げし続けた結果、自分の立ち位置が分からなくなってしまったよ。
同じ価値観の人間が集うばかりで自分たちとは違うアイディアを許容しないから、新しい動きも起こらない。
~「全体を救うイノベーションは、つねに多様性から生まれる」
>>今の会社はいわゆる年功序列的企業。男女比9:1。多様性はほとんどない。
僕は、若いうちからいろいろな資格取得に精を出したり、老後のファイナンシャルプランを立てるような人間をあまり好きになれない。
~そう、若いうちに培うべきなのは、試行錯誤によって生み出される、自分はできるんだ、という「心の構え」なのである。
>>自分の自信の無さを埋めるために、中小企業診断士の勉強してました。
2次試験何度か受けているうちに、なにか違和感を感じてやめてしまったけど。
役所に入り、数十年のあいだ役所の同僚とだけ話をし、このZ区の外を見ることもなく業務に勤しんでいる人に、
理解してもらえるはずがない。
>>同じ部署に居続けると、どうしても惰性が生まれてしまう。
このまま同じ部署にいたら絶対良くないとおもいつつも踏み出せずにいるわたし
何やってるんだろ自分
今の会社に入ったときは色々燃えていた。
当事者意識を持って働いた結果多くのことを実現できた。
けどいつからか、負け組にならないよう守りに入るようになった、
週刊誌の見出しに頻繁に登場する
非正規・低年収・下流といったいわゆる負け組
にならないような生き方をするようになっていた。
だけど駒崎氏は違った。
目の前の社会問題と向き合い、負け組が生まれないような世の中をつくるために動いた。
誰かのつくった基準からこぼれ落ちないよう怯えながら働くのか
それとも
こぼれ落ちる人が出てこないように、世の中のしくみを変えていくのか
両者の違いは明白だ。
今日の一句
”消えかけた 心の炎を 戻したい”
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