【第5回】元手をかけずに起業せよ。伊藤洋志 & 能登大次 から学ぶナリワイの切り口。 #ローカルベンチャースクール

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インプットが多くてアウトプットが追いついていないミンチ研究員です。

フィールドワークを終え、第4回目を迎えたローカルベンチャースクール。
今回は、地域で仕事を作ってきた先人の知恵を学び、ワークショップを行います。

 

フィールドワークでの報告。

その前に、先週末にフィールドワークへ行った方からの簡単な報告がありました。

 

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山形県朝日町

中間コーディネートという肩書は、いろんな小さな役割・手段をやった結果後からついてくる。
気負わないことが大事

 

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三重県尾鷲市

観光スポットそのものではなく、町に根付いていることが世界遺産。
人を巻き込むんじゃなくて、うまく巻き込まれること。

 

自分たちが行った西粟倉と対比しながら、他地域の発表を聴いていたのですが

朝日町や尾鷲市は、地域が主 であるのに対して
西粟倉は その人のやりたいこと が 主

という違いがあるように感じました。
西粟倉のフィールドワークでは地元民と交流ってなかったもんなぁ。

地域おこしのアプローチは多様で、決まった正解はないのかなと思いました。

 

 

来るもの拒まずの精神で、仕事を作った能登大次さん
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2012年、都会から人口700人! 岡山県梶並村の地域おこし協力隊に勢いで飛び込んだ能登さんは
現在 NPO山村エンタープライズの理事。

 

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その道筋ははじめから決まっていたのではなく、現地で色々頼まれることを引き受けていたら
結果的にNPOを立ち上げていたというのです。

ざっくり流れを追うと、

 

①森で木を切りまくる。
②プロには勝てないとモチベーション下がる
③村内広報誌の編集を請け負う
④言われたことをやりまくってたら、古民家の活用を頼まれる。
⑤山村シェアハウスとしてリノベーション

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⑥はっくんという4年間引きこもっていて、家を燃やそうとしたこともある、強烈なひきこもりが住みたいと申し込んでくる。
⑦山村生活には人を蘇えらせる力があるらしく、はっくん再生する。
⑧そのうわさを聞きつけて、どんどんひきこもりの親御さんが、子どもを預けてくるようになった。

 

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再生されたひきこもりのみなさん。

 

能登さんがスゴイぁとおもったのは、能登さんの包容力。
講義の途中、頻繁にPCが落ちるトラブルが起こり、何度も中断したのですが
なんでうまくいかないんでしょーね~ と柔軟に進められていたのが印象的でした。

多分自分だったらテンパっちゃいますわ。

 

そんな余裕が、ちょっと危険そうなひきこもりのはっくんを受け入れ
ひきこもりを再生させる山村シェアハウスにつながったんじゃないかなと思いました。

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来るもの拒まずの精神で色々やっていたことが、NPO法人設立につながっていく様は
まさにコネクティングドット。

 

こんな柔軟なアプローチでの地域おこし協力隊もあるんですね。

 

ナリワイ資源発掘人 伊藤洋志さん

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既に書籍などで 広くその名を知られている伊藤洋志さん。
その著者に出会えて喜んでいるミーハーなぼく。

外見は、ザ草食系。しかしその奥底にはしなやかな力強さを感じます。

そんな伊藤さんですが、一見関連のなさそうな要素を結びつけて少ない元手から事業化するのが上手いんです。

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床張りの必要に迫られている古民家や、災害にあった家と
DIY練習として、床張りしたい人を結びつける、全国床張り協会。

 

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スーパー売りだと最終売価の2割しか農家に入らない。ネット販売を手伝って5割農家さんの手元がのこるようサポート。

 

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ブロック壁ハンマー解体協会!?

 

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花輪制作

 

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はたや冠婚葬祭まで

 

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タイ武者修行ツアー!?

 

このように伊藤さん、めちゃ多種多様な仕事を作り出し、かけ持ちされています。
ここでポイントなのは、これ1本!専業にしないということ。

なぜなら1本で自立しようとすると、一定の規模を追求する必要に迫られ消耗してしまうから。

 

3つの素材の組み合わせを考える

では伊藤さんは、どうやってこれほど多くの仕事を作り出しているんでしょうか?

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それは3つの素材の組み合わせること。具体的には

①余っているもの・活かしきれていないもの

②無駄な支出

③興味関心

 

これらを組み合わせることで、元手を抑えながら多種多様な起業をすることが可能
と伊藤さんはいいます。

 

例えば全国床張り協会なら・・・

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梅農家なら・・・

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ふうむ、なるほど面白い切り口です、

 

実際に事業の種を考えるワークショップ

ということで、この伊藤式 事業創出術でグループ毎にそれぞれ3要素を書き出し、組み立てていくことに。

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とりあえず、まず各人思いつくものを付箋に書き出します。

 

①地元、フィールドワーク先、地方で余っている(うまく活かせていない)資源・・・白付箋

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②世の中の無駄な支出・・・青付箋

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③自分自身のやりたいこと・特技・・・ピンク付箋

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一覧にしてみました。
メンバーの知られざる興味・関心が可視化できて面白い!

太極拳!? 山伏www

 

①余っている(活かせていない)資源 ②世の中の無駄な支出 ③自分自身のやりたいこと・特技
ペットボトルの水 出張バリカン散髪
鹿・イノシシ 美容院・化粧品 銭湯
農薬 クラフトビール
山・川・海・森 1-2人しか乗っていない車 買い物付き添いと送り迎えのセット
伝統技術 過剰梱包 スケジュール管理
フェリー 通勤時間 山伏
牡蠣の殻 効果がたいして出ない補助金 ベランダでの高効率ゴーヤ栽培技術
古民家 敷金礼金 アウトドア遊び
雨の日の傘カバー エネルギー関連
通勤ラッシュ外(閑散時)の交通機関 広告料 太極拳
ゴーヤの種 高額な地代が反映されている商品 山菜
年配者の知恵 残業代 絵本づくり
定年後の貯金の使いみち 携帯・ネット代 顔ハメパネルづくり
漬けすぎて困った漬物・梅酒 家ごとに買い替え必要な家電 民話採取
売り物にならない農作物 お受験・教育費 絵・イラスト
高齢者 保育料 シェアオフィス
もみ殻 廃棄食品 スペシャルインタレストツーリズム
農機具 マッサージ
みかんの皮 1人暮らしの人の余った食材 カレーの研究
素潜り
魚釣り
雑貨のネット販売
体験する場の提供
広島風お好み焼きを作れる
軽トラ荷台で農業
じいさんばあさんの話をひたすら聞く
スポーツ

 

3要素を組み合わせて出てきたアウトプット

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30~40分にわたるフェリーの乗船時間を有効活用。海を見ながら散髪。
乗船前と乗船後で髪型が違う。

コレ、けっこうイケルんじゃないかな??

 

 

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限られた人しか閲覧できないチラシやポスターを印刷するよりも
その土地の文脈を反映した、面白い顔ハメを、余っている木を使ってつくる。
SNSで拡散しやすい顔ハメを通して、地域をPRする。

顔ハメの力、侮るなかれ!

 

 

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西粟倉でのフィールドワークでは骨組みだけのビニールハウスを多数目撃。
このフレームを活用すればゴーヤ育てまくれる! という強い衝動を覚えました。

ジャストインタイムで収穫できる体制を作れば、買い過ぎによる食材のムダも解消できます。

 

 

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雪が降る地域で山伏体験しながら、古民家で古より伝わる秘薬をDIY。

高額な薬代とオサラバです。
山伏に強い関心を持つメンバーだからこそできるエッジの効いたツアー。
非日常体験に惹かれてけっこう集まるんじゃなかろうか。

 

というわけで、1人の頭のなかでモンモンと考え続けるよりも
楽しく、面白く起業プランを組み立てられるワークショップでした。

 

 

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また、伊藤さんは組み立てた事業に対して、上記要素が語れるようになると
仲間を集めやすくなるといいます。

 

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モンゴル武者修行ならこんな感じ。

 

というわけで次回は、各自でアイディアプランを作成し、ブラッシュアップします。
なんか急速に具体化してきましたゾ。

 

今日の一句

”カネ無しで つくる仕事の 面白さ”

 

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